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２００９年７月２２日皆既日食　～その４～

皆既が残りあと数分というところで厚い雲が太陽を覆ってしまいました。
残念ながら第３接触ははっきりと見ることができませんでした。それでも素晴らしい光景を見ることができました。
みるみる空は、明るくなっていきます。夕焼けから一気に普段の昼間の空に戻っていきました。

②９時４２分撮影（第３接触から１３分後）

③１０時２２分撮影（第３接触から５３分後）

次回は２０１０年７月１１日イースター島で皆既日食が見られます。２０１２年１１月１３日にはオーストラリアのケアンズで皆既日食が見られます。ツアーの方々と自然と次の日食の話で盛り上がりました。もしかしたら既に日食病の症状が出始めたのかもしれません。

2009年07月24日（金） No.166 (天文)

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２００９年７月２２日皆既日食　～その３～

ダイヤモンドの輝きが消え、コロナが見え始めました。皆既日食の始まりです。
空の上を見ると金星が明るく輝いています。こんな昼間に星を見たのは生まれて初めてです。周囲を見ると地平線付近が３６０度にわたって夕焼けのように赤く光っています。非常に美しい光景です。

①コロナの様子；９時２５分撮影（第３接触まであと４分）

②黒い太陽と地上の様子（写真上の方に皆既中の太陽が写っています）

③黒い太陽と地上の様子（②の写真を減感処理したもの）

④コロナの様子；９時２６分撮影（第３接触まであと３分）

2009年07月24日（金） No.165 (天文)

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２００９年７月２２日皆既日食　～その２～

現地時間では
第１接触　　８時１４分５６秒
第２接触　　９時２３分５９秒
（皆既継続時間：５分２７秒）
第３接触　　９時２９分２６秒
第４接触　１０時４６分１７秒
でした。
（時間は予想時間であり、実際に現地で測定した時間ではありません）

第１接触の瞬間は残念ながら雲が太陽を覆ってしまい、
高感度なビデオカメラの映像でしか見ることができませんでした。

①８時４２分（第２接触の４２分前）

②９時０３分（第２接触の２１分前）

段々皆既が近づいてきます。それと共に雲の移動が気になり始めます。
あそこの雲がぬければ晴れ間に入る、と思っているとまた別の雲が発生する。
そんなやきもきした状況です。

③９時２２分（第２接触の約２分前）

第２接触（皆既日食のはじまり）の５分前位から、「第２接触まであと○分を切りました。そろそろフィルターを外す準備をしてください。」という会場アナウンスが繰り返され、嫌でも緊張が高まります。雲は微妙な状況です。でも薄雲なのでなんとか見られそうです。
３分前くらいになると、今度は空の明るさが急激に変化（暗くなっていく）してきました。こんな急激な空の変化は生まれてから１度も経験したことがありません。皆既日食という現象を知らなかった昔の人が恐れるのもわかります。これから何か大変なことが起こる・・・そんなダイナミックな空の変化です。２分前くらいになって決心しまずビデオカメラのフィルターを外しました。う～ん絞りの設定が難しい。感度を上げると白飛びするし・・・。まぁいいや。続いてコロナ撮影用カメラもフィルターを外しました。こちらはブラケット撮影で数打ちゃ当る方式で撮影開始。

周りは本当に暗くなり、街灯が点灯し始めました。第２接触の時を知らせるカウントダウンも始まりました。

そして・・・、「凄い」言葉はそれしか出ません。暗くなった空の中、太陽の１点がものすごく強烈に光り輝きだしました。ダイヤモンドリングです。
その光景の美しさはとても言葉では表現できません。こんな光景見たことがありません。

④ダイヤモンドリング（９時２３分）

2009年07月24日（金） No.164 (天文)

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２００９年７月２２日皆既日食　～その１～

日本では４６年ぶりに見られる皆既日食を中国の湖北省武漢市で観測してきました。
天候は雲が多いものの、雲の隙間や薄雲をとおして、なんとか観測することができました。

写真は観測地「武漢全民健身活動中心」の写真です。
今回星ナビ協賛の中国皆既日食観測ツアーに参加させていただいたのですが、この観測地はとても広く、サッカーコートはフェンスで覆われセキュリティーも安全と、とても良い観測地だったと思います。（下見の時と日食が終わった後は凄い暑さだったけど・・・）

今回、機材として以下のものを頑張って持っていきました。

○赤道儀・・・ビクセンＳＸ赤道儀
○コロナ撮影
　　・ＢＯＲＧ７７ＥＤⅡ（510mm、F6.6）
　　・ＮｉｋｏｎＤ７０ｓ
○日食動画撮影
　　・ＳｏｎｙＤＣＲ－ＴＲＶ９
　　・テレコンバーションレンズ　×１．４
○地上風景撮影
　　・ミノルタＳＲＴ－１０１
　　・レンズ：24mm、F2.8
○コロナ観測
　　・双眼鏡（４×３０）
○スナップ写真用デジカメ
○太陽観測用自作フィルター（アストロソーラーセーフティフィルム使用）

観測機材の写真

2009年07月24日（金） No.163 (天文)

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今世紀最長の皆既日食まであと１日

とうとう今世紀最長の皆既日食まであと１日となりました。
観測準備は万端・・・のつもりです。

あとは天気が良くなることを祈るのみ！！

では中国へ行ってきます！

2009年07月21日（火） No.162 (天文)

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７月２２日の天気予報

皆既日食を見るための第一の条件「休暇」ですが、
無事有給休暇を取得することができ、見に行く事は決定しました。

そして第２の条件「天気」ですが、これが大問題となってきました。
まず、日本は最悪な予報となっています。
静岡・愛知を除き、九州から北海道までのほとんどが曇りか雨。
関東での部分食の観測も厳しそうな予報です。
唯一日本で晴れが期待できるのは沖縄のみとの予報。
皆既帯となる奄..

2009年07月20日（月） No.160 (天文)

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